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アニメやコミックの感想を「大好きなキャラへの歪んだ愛」を織り交ぜながら綴ってます。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。 腐率高めだけど最近は大人しめ 「薔薇色のつぶやき」2ndブログです~
2020年04月05日 (日) | 編集 |
ついに完結ですね。
衝撃的な作品でしたわ。
繊細な作画とびっくりするような演出が印象的でした。

これまでの感想は​こちら​。
11巻の感想は書いてなかったんでしたっけ?

確か国王一家の逃亡が失敗してパリに連れ戻されて国王が処刑されて子どもたちと
離れ離れにされるって展開でしたよね。
フェルゼンはなんか変態チックに磨きが掛かってて大丈夫か?って感じでしたが
彼なりの貴族としての誇りとかウッと来たところもあったような。




【内容情報】(出版社より)
恐怖政治を推し進めるロベスピエール──。
連日続く処刑の嵐にシャルルは苦悩の日々を送る…。
アントワネットを処刑し、自分の生き方を貫くマリーに恐怖を感じた
ロベスピエールは、マリーに反革命分子として、処刑命令を出し──!? 
シャルルとマリー、一途な願いを貫いた兄妹の運命は──!? 
そして、二人の夢の結末は──!? 
無垢なる兄妹の革命物語、クライマックス!!

ゼロの存在は私には良く理解ができなかったんですが、ゼロは女の子?男の子?
色んな制約やら観念的なものに縛られない存在ってことでよかったんですかね。

人間は完璧な存在では無い、完璧な人間などあり得ない
全ての人間は、不完全な存在のまま、ありのまま生きる権利がある

ゼロはそれを体現してたってことですよね。
過剰歯だったから仮面を被らされていた?
マリーだったら隠すことはしないような気がしましたけど、マリーですらそれは
どうにも出来ないほどのハンデだったってことですかね。

取りあえず、ゼロの仮面には意味があったようでよかったです。
私は意味なく被らされているのではと思ってしまってまして(^^;

最後の方はやや駆け足に感じましたがしっかり描き切ったってところでしょうか。
残酷な史実の描写と死刑執行人の無垢な心の内。
サンソン家とフランスという国の苦悩の歴史に触れさせていただきました。

とにかく演出が秀逸で面白かったです。
マリー・アントワネットが現代のJKになるところは賛否が分かれるところかなとは
思われますが、彼女の置かれた立ち位置と無邪気さがよくわかる演出だと思います。

まさに閉ざされた世界しか知らない者、自分の世界が全てで他者の世界とは無縁
で知ろうともしない。
他者に対して鈍かったことが罪。

ま、あの時代の王妃の立場で何ができただろうかとは思いますけど、あまりにも
民衆の生活に無知で自分の贅沢を支えている者の存在を知ろうともしなかった
ことはまずかったのでしょうね。
特に母親はそれをずっと戒めていたのにスルーでしたしね。

汚物のようなセーヌ川の水を一度は子どもたちのため、生き延びるために飲み
干そうとしたものの王族としての誇りを捨てず、王家の人間として死ぬことを
選んだところは見事でした。

史実と絡め、そう持ってくるかと。

処刑執行人のマリーの足を踏んだのがわざとだったというのも何ともこの作品の
マリー・アントワネットらしいと思いましたわ。

この作品では当時のフランスの一般民衆の生活がいかに厳しいものであったかを
嫌というほど感じることができました。
そして、死刑執行人であるサンソン家がおかれていた立場というものも。

代々人を殺し続けていく家庭が受継いでいくい。
シャルルはずっと死刑廃止を願い続けていましたが、フランス革命は彼の願いとは
裏腹に処刑される人間の数は増えるばかり。

ギロチンによって拷問は無くなったものの人間の憎しみというのは際限がない
ようで。
恐怖政治を行ったロベスピエールもまた犠牲者のひとり。
彼はマリーに恐怖を抱き、惨い制裁を与えましたよね。
あんなのよくマリーは耐えたなと・・・

マリーの処刑にはヒヤヒヤしましたが、裏があったと知ってホッとしました。
アンドレはずっとマリーに付いていったんですよね。
その後、どうだったのかはちと気になるところ。

デュ・バリー夫人とシャルルとの関わりは以前描かれていましたが、彼女の最期は
描かれませんでしたね。
処刑に抵抗を示すところは死刑に鈍くなってしまっていた市民の感覚に影響を
与えたようですし、触れてもよかったのではないかなと思ったり。

恐怖政治からナポレオン台頭までは意外にサクッと終わってしまいましたが、この
作品はサンソン家の兄妹が主人公であったということを改めて感じました。
仲違いをした時期もありましたが、シャルルはなんだかんだと言っても優しいです
し、最後はお互いを認め合って受け入れてましたね。

マリーが歩み寄りさえすればいつでもシャルルはマリーの味方でしたけど、いつも
マリーが激しく抵抗してましたもんね。
彼女にしたらありのままの自分でいることが何より優先事項でしたから。

マリーの夢とシャルルの夢は彼らが生きている時代にはとても非現実的で叶うこと
はないと思われるようなものでしたがその後に共に叶うことになりました。

「イノサン」というタイトルも今更ながら染みいりますね。

それにしても作中、一番の​衝撃​はジャンですよ!!!!
なんだ、あの詐欺師はww

途中、突然現れたイケメンに面食らいましたよ。

が「マリーしゃん!!」って・・・
お前だったのかぁあああああああってひっくり返りそうになりましたわw

現実が受け入れられないとはこういうことかとw

あのデブはこの回までの仕込みだったのかw
まさか作中一と言って良いほどのイケメンに変体するとは思いませんでした。
それまでの重苦しい陰鬱とした空気を全てジャンにされましたよ。

全部持っていかれた

確かにゼロがあんなに可愛いのだから、父親も美形ですわな。
はぁ・・・物腰まで素敵で何がどうなったのやらですw


とにかく強烈な印象を叩きつけてくる作品で終始​痺​れました。
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