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アニメやコミックの感想を「大好きなキャラへの歪んだ愛」を織り交ぜながら綴ってます。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。 腐率高めだけど最近は大人しめ 「薔薇色のつぶやき」2ndブログです~
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2012年04月17日 (火) | 編集 |

いや~~~すごく面白かったですわ、この作品♪
幕末好きには堪らんですわv 
これまでの感想はこちら その1 その2

 

負傷し、命を落とすかもしれないという目に遭ってから 生きていてこそだと思った翔太郎は
百舌と祝言をあげることに。。

侍である以上、翔太郎がいつ命を落とすかもしれないってことは百舌も当然 覚悟していて
だからこそ 一緒に居られる時間はできるだけ近くにいたいって気持があるんでしょう。

それまでの翔太郎は 必ず生き残るって思っていたから 百舌とのことも ある程度自分で
納得できるようになった時に迎えたいと思ってたのでしょうが 今の自分の立場では
いつ 命を落とすことになるかもしれないってことで 後悔しないよう決心したようです。

これまで 仕事とあらばいくらでも男と寝てきただろうし、百舌と寝て生き残った男は
清蔵だけって言われていたくらいだったけど 翔太郎に抱かれる百舌はしそう。。

きっと好きな男に抱かれたってのは 初めてだったんじゃないのかな。。
清蔵とのことはわからないけど。。百舌姐さんよかったねv

翔太郎と夫婦になってますます百舌の女っぷりも上がるし、何と言っても百舌を娶ったあとの
翔太郎のカッコいいこと!!!!(p≧∀≦q)〃

正直、ここまで彼が成長する話だとは思ってませんでしたわ。
洋装の翔太郎なんて 惚れ惚れですよ。。

やっと夫婦になったのに 翔太郎には長州征伐の命が下り 子供ができた百舌は
大事をとって会津に戻ることとなり 離れ離れに・・・。

これからが 切ないんですよね( p_q)
もうほとんど別れたまま。。

この後、翔太郎は幕府側の人間として戦っていくから負け戦続きになるし、一度だけ 
百舌が一目子供に父親を見せたいと危険を冒して会いにくるんだけど ここなんて
ほんと涙が止まらない。。

部下たちは辛い思いばかりなのに 自分だけ幸せな一時を味わうわけにはいかないって
百舌との再会を拒む翔太郎に これから自分と子供は翔太郎がいなくなっても生き抜いて
行かねばならないから せめて一目父親の姿を見せてやって欲しいという百舌。

彼女は戦の最中、自分が勝手なことをしていて 翔太郎にとっても余計なことをしていることは
わかってるんだけど 母親としての自分をとったんですよね。百舌もかっこいい・・・。

百舌にとっては惚れた男の子供を ひとりでも立派に育てると言う覚悟でもあるわけで。。
ただ自分が寂しいからってことでは 彼女は会いに行ったりはしない。。

これが 最後かもしれないって再会は 胸が締めつけられる思いですよね。。
ほんのひと時だけ 息子を抱く翔太郎も 切な過ぎる。。(><)

あの時代を生きた人たちってのは 半端ない精神力。。

会津の兵を率いることになった翔太郎に 会津の武士たちは初め 会津出身ではない翔太郎を
受け入れないのですが、その時の様子が「薄桜鬼」の斎藤が会津兵に拒否られたときと似てて。
これって 元ネタがあるんでしょうかね??
新撰組の方のネタなのかな。。

翔太郎は着々と男っぷりをあげていくのですが、長州の高杉もこれまたイイ男!!

自分たちを討ちにきた翔太郎らを追い詰めるも 一度 死を見逃してもらっていることを
差し引いても彼ら兄弟のことを買ってる高杉は 翔太郎を殺したくないと 鮫さんに
切腹してもらうことで翔太郎を助けることに。。

もともと捕まった時点で殺されていたはずの鮫さんの傷の手当てをし、生かしておいたのは
その後に死に場所を与えたかったって最初から思ってたわけでもないんだろうけど、
やはり長州には寝返らない翔太郎たちを無事に帰すためには 鮫さんの命を持って
収めていくしか仕方ないってことで。。

翔太郎を殺したくないのは鮫さんも同じ。。
自分の一人の命で 翔太郎らが助かるのであればと 見事な散りっぷり。。
死に急ぐことは愚かなことかもしれないけど それでも貫かねばならない志がある。。

男たちの、言葉にはしないけれど お互いに分かり合てるってところを見せられると
グッときますね。
日本人ってこういう気質をDNAに持ってるのかな。。

高杉は労咳で もう先がないってことも翔太郎にみせ、だからこそ、お前は命を簡単に
落とすなと。。

私なんて源太郎と同じで すぐ感情で動いてしまいがちだから こういうクールな男たちの
冷静な判断と行動には 即行 惚れてしまいます。。

その後、白心郷の瑠儀と龍馬を倒しておきたいという勝海舟の計略から 翔太郎と源太郎は 
龍馬を近江屋でることになります。

この作品では 龍馬は先見の明を持つけど商魂の汚い男として描かれて・・・
彼は士道を貫こうとする翔太郎らとは逆の生き方ですからね。この作品では仕方ない。

高杉なんかは 立場は違って敵同士ではあるけれど、それぞれの立場で士道を貫かんと
した点では 同じだからわかりあえたってことなのでしょうね。。

瑠儀は取り逃がすものの、西郷と裏取り引きをして瑠儀を追い詰めたところは凄かったですね。
瑠儀は片腕を失くすことになるわけですし。
琉球の王子と西郷と瑠儀・・・ 凄く緊迫した場面でした。
架空の話をこれだけ上手く史実に乗せてくるとは・・・!!です。


それにしても 龍馬や西郷に対峙するも臆さない翔太郎がこれまた素敵なんですわ。。
どんだけ男前に成長してんだよ!!!って。

以前にはなかった色気もダダ漏れてくるようになるし、日本刀を扱う彼はホント美しいし
強いし 様になるしで 痺れます(*/-\*)
刀を抜いた姿も 引き下ろした姿もどれもクラクラするほどかっこええ!!(*´д`)ハァハァ

この後、翔太郎は会津藩として新撰組らと共に鳥羽伏見での戦闘を戦い抜くですが 
ここまで描ききるかってくらいこれが壮絶。。
でも 翔太郎はこの戦いで 同じように国の行く末を想う者同士が立場の違いによって
殺し合いをすることに疑問を感じるのですよね。。
だからといって 士道を捨てることはできないのだけれど・・・。

それでも 彼の中で何かが それまでとは違ってくる。。

江戸に戻った会津藩と新撰組だけど 戦況は芳しくなく。。
勝はもはや用無しになった将軍に 最後のお仕事とばかりに瑠儀と刺し違えることを要求
が、将軍はもう正常な精神状態でなく、使えないため翔太郎が将軍の影武者に。。
ここへきてやっと これまでずっと瑠儀をりたいと思っていた雪村兄弟にチャンスが。。

自分の命と刺し違える覚悟で僅かな隙を狙う翔太郎でしたが そのあふれ出る殺気によって
将軍ではないと瑠儀に気付かれてしまいます。
正体を晒し 発砲する翔太郎。

心臓を貫けばよかったんだけど 弾は瑠儀の肩に命中
直後、翔太郎は警護のクルル(名前忘れた)に腹をざっくり斬られ重傷

まさに刺し違えた形となりました。。
手下に治療をさせる瑠儀でしたが、源太郎が忍びこみ瑠儀に爆薬を仕掛け 兄弟の
長年の悲願達成!!

瑠儀を死体すら残らない爆死にしましたが でも その代償は大きくて・・・(><)

源太郎は白心郷の本部から翔太郎を連れ、気球で脱出しますが、医者に診せても
翔太郎の傷は手の施しようがなく。。
ついに 翔太郎は戦場を離脱し 源太郎に連れられ会津に戻ることに。。

しかし、会津に戻る途中で 翔太郎は磐梯山を前に絶命。。
逝く前に 「お前は強いから生き残れ」と源太郎に言葉を残して。。

逃げてでも笑われてでも生き延びろ

それは 士道に反することだけど、士道に殉じた翔太郎は源太郎に約束をさせます。
やっぱ そう来たか。。

壮絶な戦いを続ける中で翔太郎が源太郎に願ったことが 彼なりのコロシアイに対する答え。。

百舌は彼の死を受け、子供の谺の前では気丈夫に振る舞っていましたが 一人になると
声をあげて泣きます。。

そうだよね。。悲しいよね。。淋しいよね。。辛いよね。。

いくら覚悟していたことだとは言え、彼の生き様からは避けられないことだとは言え。。
彼がそれを望んだのだとしても やっぱり一人の女性としては いつまでも惚れた男と
一緒に過ごしたかったよね。。

うう・・・切なすぎて泣ける。。

ホントイイ男だったもんね。
でも 例え一時でも 夫婦になって幸せな時間を過ごせたことは この先の彼女を支えることでしょう。

生涯 翔太郎が愛した人は百舌ひとりだったし 夫婦になってからは僅かな時間だったとはいえ
それまでの時間はずっと共にいて戦ってきたわけですから 源太郎を除いたら過ごした時間は
長かったよね。。

とはいえ やっぱり辛すぎる。。

源太郎は菊乃と夫婦になるけれど 菊乃を会津に残し、土方について最後まで戦います。
そして 戊辰戦争は終結。

源太郎は一人生き残り、刀はなんのためにあるのかを問います。
敵を斬るためか 最期に自分を斬るためか・・・

これまで 生き続けるために斬り続けるしかなかったわけだけれど
戦には負け、もう敵はいない。。

もう刀が頑張れる場所はない・・・そう 思った時 源太郎は気付きます。

みんなができなかったことで 俺だけができることがある

みんなが命がけで振り回した刀を鞘に収めること

源太郎はひとり 菊乃や百舌が待つ会津に戻ります。。


いや~~面白かった!!!!
最初 読み始めたときは ここまで面白いとは思っていなかったんですが 
幕末の史実に 白心郷と翔太郎たちを絡め こんなに見事に描き切ってくれるとは。。

士道ってタイトルが付いている以上、先の予想はできましたけど、それがわかっていても
登場人物たちの迫力のある生き様には 惹かれないわけにはいきません。。

最初は 清蔵 そして 高杉とお気に入りが変わって行った私ですが、最後は
翔太郎オンリーになりましたよ!!

なんて 男前なの!!!!
美形ってのも 当然 私の中でポイント高いんだけど、その生き様にれ。。

潔くい凛々しくカッコええ!!!(≧∇≦)

源太郎との兄弟のも強くて ホント読み応えがありましたよ。

あのどうしようもない瑠儀も きっちり殺りましたしねv
ストーリー展開としては申し分ありません。

翔太郎が死んでしまうことは 辛いですけど、彼の士道を貫こうとした結果なのだから
これは仕方ないのでしょう。。
そもそもこれがテーマなのですから。。

いやいや ホントこれは面白い作品でした。
幕末の好きな方には ぜひぜひ おススメですわ。。


ただし、滅びゆく幕府側が好きな人限定ですけどもww


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