いやぁ・・・・ なんと言いましょうか・・・
感動したんですけど、どうしても 何で 今やっちまうんだ、加藤。。
って 思ってしまいましたね(^^;
坊さんでもあるのに、どうなってるんだろ・・・と。。
イスカンダルあたりだとは思いますが、規律緩々どころか、唖然としてしまいましたよ。
まだ「地球に戻ったら結婚することにしたんだけど、先にお披露目パーティをすることに
しました」
ってなら みんなで地球を目前にして 緊張もとれたし パーっと祝っちゃおうって気にも
なりますけどね。。
百歩譲って やるのはOKとしても 子供はあかんでしょ。。
子孫残したい本能に抗えなかったとしても、そこは何が起きるかわからないし、体調とか
いろいろあるんだから、安全な地球に戻ってから家族計画を練ろう。。
もう なんかね、これだけで今回のヤマトを総括してくれたかもって気になってしまいました。
加藤が細やんだっただけに 余計に辛くて・・・
他は割とよかったんですけどね。
デスラーがあれで終わりだったことは非常に残念。
彼だけを楽しみに見ていた私としては そりゃないよ・・・って正直思いましたわ。
いつお出ましになるんだろうって思ってたのに 登場がなくてがっくり。
パーティに持ってかれてしまったようです。。
いつものパターンですね。
これはいるのか?って思うシーンに最終回でも尺を取られるという・・・
が、雪を失ってしまった古代と未来を手にする加藤たちとの対比は、より古代の孤独感を
際立たせてましたね。
古代は 最初はあまり感情の起伏がなく、前作とは別キャラみたいだなと思いましたが
雪が浚われてからの古代は やっと動き出した感じで。。
命が途切れてしまった雪を抱き、涙を流しながら 二人の出会いからの思い出を回想
するシーンは とても感動的でした。
そこは小野Dも素晴らしかったですし、前作以上だったと!
古代はすでに地球に家族はなく、自分の身内を助けるために今回の航海に臨んだわけ
でもなく・・・
ただ地球を救うため、使命を全うすることを第一としてこれまでも戦ってきて、今では艦長
かと思わせるほどみんなから信頼を得るまでに成長・・・
けれどもそんな彼が ただ一人守りたいと思った雪までも失ってしまう。
あれだけ、人類のために頑張って来た弟が「君のいない地球に意味があるのか」と号泣
する姿を見たら 兄としては雪を蘇らせる力が自分にあるなら それを使おうとするのも
理解できるかなと。
本来なら地球とそこに住む人類のために使う力なんだけれど・・・。
そのために多くの命も失われたのだし。。
でも、守がコスモリバースを作動させる前に「船をお返しします、沖田さんなら・・・」と言って
ることから 沖田ならコスモリバースを再起動させることが可能だと思ったんでしょうね。
イスカンダルの技術は私には理解できませんが、きっとそう言うことだと思っておきます。
これによって なんか旧作では不思議と蘇っちゃった雪でしたが、(結局 沖田も死んで
なかったことになってるし) 今作では蘇った理由がはっきりしました。
これはよかったと思います。
みんなに死を知らせてなかったために 混乱させずにも済んだようですし(^^;
また、艦長が徳川さんと 「この船は良い船だ」って言ってるシーンも素敵でした。
そして、艦長の最期のシーン、これは 旧作と同じでしたね。
赤い地球を前に
何もかも みな懐かしい・・・
やはりここは 感動します。
が、やはりストイックさを感じなかった分だけ、こみ上げてくるものは旧作以上ではなかった
かなと・・・。
今作では コスモリバースが再起動されたことにより、沖田艦長は完全にお亡くなりになった
ってことですよね。
どういうシステムなのかさっぱりですが、沖田艦長の想いが地球を救ったってことかな。
旧作の放射能除去装置より なんか不思議なことになってるような気もしますが、ここは
深く考えるなってことでしょうか。
ヤマトが地球に帰還し、宇宙の映像が出て来たとき、お!?もしやデスラーが??
とか 期待しちゃったんですが、劇場版のお知らせでございました。
ってことで ヤマトの航海は無事終了。お疲れさまでございました。
艦長や真田さん意外は ほとんどキャラ総入れ替えだったようで 新しいものを見せ
てもらった感じです。
古代くんや島も雪も 新しく作り変えたキャラになってましたもんね。
かなり男性目線な萌えを投入した作品になって 旧作に惚れたファンは面喰うところも
あったのではと思いますが いかがでしょう??
私も これまでに書いてきた通りです。
が、最後まで通してみてみると、これはこれで面白い作品が出来上がったのではないかと。
OPも 最初の方こそ、ささきいさおさんの旧作のOPを使って欲しかったと思いましたが
今作には 合唱であったり、2クール目の「Fight For Liberty」が合っていたと思います。
あの ささきいさおさんの「宇宙戦艦ヤマト」OPも「真っ赤なスカーフ」もストイックな航海を
成し遂げた旧作だったからこそ 鳥肌が立つほどの感動が心に刻まれたのだろうなと。。
男のロマンとか私がカッコいいなと思ったヤマトにこそ相応しい・・・。
今作の賑やかなヤマトには UVERworldの曲は最初はビックリでしたけど、とても合って
いたし、よかったと思います。
作画は本当に素晴らしかったですし、スタッフのヤマトへの愛を感じました。
これだけの作品をリメイクするってことは大変なことだったと思います。
いろいろと書いてはきましたが、スタッフのみなさま、キャストのみなさま お疲れさまでした!