な~~んか今回は歴史にケンが裏で影響を及ぼすというよりも、ケンが歴史に
流されてる感がしないでもなく・・・。
あまり全ての出来事にケンが絡まなくてもいいんじゃないのかなと思ってみたり。
ちょっとケンの移動距離が長いと言うか、全然腰を落ち着かせることがないので
あわただしく感じると言うか、ここぞという時の説得力が弱くなってる気がしました。
これまでの感想はこちら。
![]() 信長のシェフ(13) |
楓引き渡しの交換条件として、得意の西洋料理を封じられたケンが、
使者として遣わされた先は、信玄亡きあとの武田家!
信玄の温情で武田から脱出したケンにとってそこはかつて捕らわれ
た地だが...!?
勝頼のところへ出向いてその器の大きさを測り、岐阜に戻ってきたと
思ったら京へ赴き狩野永徳を説得し・・・
「洛中洛外図屏風」を手に入れたと思ったら、今度はそれを持って越後
上杉の元へと同盟継続の交渉に。
いや~~~ケン、動いてますwww
これ何カ月の間の出来事なんですかね??
もう少し、ゆったりと時間が流れてもいいのにと思うのですが・・・
なんか先を急いでる??
今回は史実の内容がほとんどで、目まぐるしい限り。
ケンがそれに対して絡むというより、「取りあえずケンをそこに置いとけ」ってな
感じの配置のような気がしてしまいました(^^;
史実以外の人物、夏やようこ、楓といった女性たちと楽しい絡みがあるとケンが
その時代を生きてるって感じがするのですが、今回はそういったエピもなく・・・。
ちょっと寂しいwwww
史実以外ではあの、果心居士を名乗る松井が光秀の周りをうろうろしてるだけで
なんともきな臭い男です。
ロクでもないことしかしでかさな臭がプンプンしてますwwww
信長に謁見する機会を得るも一蹴されてしまいましたねw
相手にされなかったものだから今度は光秀を誑しこむことにしたのでしょうか?
もしや、松井が光秀をそそのかして本能寺の変を起こすってことになるの?
いやいや、そうだとしたら光秀が気の毒でならない(><)
今回はあまり遊びの部分がなかったのが残念でしたが、さすがに謙信との対面は
見応えがありました。
謙信に京を明け渡すなんてすごいこと言い出すよなぁと・・・。
相手が大義で動く謙信だからこそ封じ手となるってのも。
その後の信長が官位を受ける代わりに蘭奢待を切り取ることを朝廷に認めさせる
話もなかなかでした。
最初、私には鮎が何を意味するのかさっぱりでしたが、帝が譲位後、上皇となる
ことに協力するって意味だったんですね。
なるほどなぁと。
交渉上手というか、政ってこういうものなのですね。
次巻も松井が暗躍しそうで嫌なのですが、続きが気になりますww